整備基本工具 編

今回は「工具」についてです。

とりあえず、ランブレッタ愛がどれだけあっても、整備は工具がないと始まりません。笑
ということで、整備を始めるにあたって、最低限必要な工具を紹介しておきます。

工具を全く持っていなかった自分の経験上、整備のレベルに合わせて、必要な工具を少しずつ揃えて行くのが
金銭的にも、ムダな工具を増やさない上でも大切だと思いマス。

最初は、ホームセンターとかにある「日曜工具セット」みたいなのが、まとまっていて値段もお手頃でいいかもしれません。
百円均一ショップでも最初はそれほど問題ないので、とにかくそろえていきましょう。

が、頻繁に使う工具と、たまに使う工具、結構差があるんですよね。
もちろん安い工具でも整備に支障はないのですが、工具の良さは明らかに値段に比例して、グンと良くなります。
使って行くうちに「これはよく使うなぁ」という工具は、少しグレードの高いものに買い替えて行くのも
サンデーメカニックの楽しみかもしれません。

また、基本工具はまとめて購入した方が安上がりになる場合もあります。
ボクは持っていませんが、工具専門店ストレート等の工具セットを買えば、
基本的な工具が一通り揃い、なおかつ、工具自体の品質も素人整備には必要十分だと思いますので
手元に工具がそれほど揃っていない場合は、検討してみる価値はあると思います。

前置きが長くなりましたので、早速必要な工具をご紹介します。
頻繁に使うランクを5段階の★☆☆☆☆でつけておきますので、ご参考まで。

●ソケットレンチ・メガネレンチ ★★★★★
6・7・8・9・10・11・12・13・14・15・17・19・21・24・27ミリ

上記の一つでも欠けると、レストアどころか整備はできません。
レンチは整備においてもレストアにおいても、使用頻度が半端なく多いです。
キツイネジを緩める場合や力の必要なボルトやナット類は、ネジ自体を痛めないためにも
ストレートなどの工具専門店など購入するのをおすすめします。間違いなく、ネジもレンチ自体も長持ちします。
ボルト・ナットは上下を固定する必要があるので、「2セット」必要になります。



頻出しないのですが、ぜひぜひ持っておきたいのが「27mmのスパナ」です。
ランブレッタのリアハブは、リアブレーキの清掃やブレーキシューの交換等の時だけに必要になります。
でかいです。


●ラチェット ★★★★★

レンチをはめる取っ手のついた方です。
これは絶対に良い物を買った方がいいです。疲れにくいし、なにより使い心地が全然違います。
ボクはストレートで、大小を買って以来、それまで使っていたラチェットが使えなくなりました。
先の大小2種類あると、整備性が全然違います。


●六角レンチ ★★★★★

ボクはたまたま、高品質なものをもらったので、最初から良いものを使っていました。
これも高精度なものが絶対にいいです。安いものだと、レンチの精度が低く、
最悪ネジのアタマをなめてしまって、ネジを抜くのが困難になる場合があります。
たまに、ランブレッタのクラッチ、シフトワイヤーを留めるタイコ部分が、3.5ミリの特殊サイズの場合があります。


●マイナスドライバー・プラスドライバー ★★★★★

これは間違いなく、お金の許す限り高い品質のものを最初に買うことをおすすめします。
それほど一本一本の値段も高くないので、大小一気に揃えておけば整備性がグンと高くなります。
ランブレッタはほとんどのネジが「マイナスネジ」です。
安いマイナスドライバーだと、ネジのアタマがなめてしまい、ネジを前に途方にくれてしまうこともしばしば…
特にマイナスドライバーは大中小の3種類、しっかりした品質のものを揃えておきましょう。


●ラジオペンチ・ニッパー ★★★★★

頻繁に使うわけではありませんが、これがないと作業がストップしてしまうほど、大切な工具です。
とりあえず「あればヨシ」ということで、工具箱にしっかり揃えておくことが重要です。


●グリス ★★★★

工具ではありませんが、グリスは必須です。
wako’s(ワコーズ)の赤い大きいチューブに入ったものがおすすめです(通称いもむしグリス。
ワイヤー交換時にワイヤーに塗ったり、その他、様々な潤滑が必要な部分にしっかりと塗ることが多いので
必ず持っておきたいものです。

●電工ペンチ ★★★☆☆

配線のコードを切ったり、端子をかしめたりする工具です。
あまり使わないかも、ですが、電工ペンチを使わないで端子を締めると、
端子がグラグラになって、そこから配線が抜けて、ライトが点灯しないとかの不具合を起こします。
そんなに高いものではないのであるといいと思います。


●棒やすり ★★★☆☆
鉄の棒やすりです。細いのや板状のものなど、百円均一ショップにあるものが2~3種類あれば十分です。
これもいつか必ず必要になる場面があると思います。


●キャブレータークリーナー/ブレーキクリーナー ★★★★☆
キャブレータークリーナーは、ブレーキクリーナーと似ていますが、成分が違うそうです(詳しくは知りません)。
キャブレーターの詰まりは、車両の走りに大きく影響します。キャブレーターの整備に1本持っておけば当分ダイジョウブです。
ブレーキクリーナーは、文字通り、ブレーキ周りの油分が大敵の箇所の清浄に威力を発揮します。
大抵の油汚れはこれで一発で綺麗になります。塗装部分への使用は極力避けましょう。

●小さいジョウゴ ★★★☆☆
ランブレッタのオイル注ぎ口は狭いです。これがあるととっても便利です。
大きいジョウゴは、注ぎ口に入らないので買う時はサイズにご注意を。


●鉄ハンマー・プラスチックハンマー・ゴムハンマー  ★★★★☆
たまには「ガンガン!」と叩くことが必要な場合もあります。プラスチックハンマーは適度な力を加えつつ、キズをつけない優れもの。
使用頻度はかなり高いので工具箱にあると便利です。


●ワイヤー引き工具 ★★★★★
ワイヤーの緩みを直したりする場合に、あるととても便利です。
特にワイヤーを引っ張りながら固定して、タイコを留めるという、クラッチワイヤーの交換時に威力を発揮します。
費用対効果がバツグンです。


●名前が知らぬが、便利です ★★★☆☆
写真を見てください。ストレートで買いました。先が針になっている工具です。
細い部分をこちょこちょしたり、これが、意外と役に立つんです。


●LEDライト ★★★☆☆
これはホントに重宝しました。もちろん無くても修理もレストアもできますが、これがあるとホント便利です。
狭い部分や、夜間作業に大活躍。どんなのでもいいと思います。


●トルクレンチ ★★★☆☆
ちょっと上級工具ですが、整備を進めて行くときっと必要になると思われるので紹介しておきます。
ランブレッタに限らず、車やバイクには、その場所に応じた「規定トルク」が存在しています。
神経質にならないでいい部分もたくさんあるのですが、ランブレッタの場合だと「フライホイール」「フロントドライブスプロケット」「クラッチセンターナット」「ギアボックスエンドプレート」「シリンダーヘッド」などなど、結構規定トルクを守らなければいけない場所が存在しています。通常の修理でも、フライホイールを開ける場合や、シリンダーヘッドを開けることがある人は、必須と言えます。
ストレートの安売りで買いました。4000円くらいだったかなぁ。
あ、ちなみに、ボクのは高価なものではないので、「締める時」だけしかトルクレンチの役割を果たしません。
ランブレッタのフライホイールは「逆ネジ」なので、安いトルクレンチだと使えないかもしれません。
もしも、フライホイールにも使用したい場合は、トルクレンチが逆ネジ対応かどうか、確かめてから使ってください。


トルクレンチに関して、詳しくはカトウ氏が詳しくまとめてくれてますので
こちらをごらんください。

●空気入れ  ★★★★☆
タイヤの空気を入れる作業は、結構頻繁にあります。
が、もちろんコンプレッサーなんていう高価なツールは通常の家庭にはありません。
いざタイヤの空気を入れるとなると、面倒な作業です。
この空気入れがあると、その場でカンタンに空気がつげるので、作業性アップ!
ロングツーリング時も、空気入れとチューブさえあれば、スペアタイヤがなくても、タイヤ交換できちゃいますのでぜひ。


上記でご紹介した他に、ぞうきんや軍手、ビニール手袋等もあると作業で手が汚れなくて済みます。

これが全てではありませんが、まずはこれくらいがあれば、軽い日常の整備から、少し踏み込んだ整備までいけると思いマス。

次回は、「あると、さらに便利工具 編」です。

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