ベアリング
ども、カトウっす。エンジンばらす時、ついでに交換したいベアリング。
このSIPの表(WEBカタログ)が凄い便利なんですよ。ラージの旧車からPXまで乗ってるし、一番右にセットの品番まで書いてあるし、スモールのケースにETSのクランクを入れる時のベアリングサイズ(マニアックw)まで書いてありますからね。
しかも!一番右の品番部分は、商品ページへのリンクになってる!
【スモールベスパ】 | サイズ | 品番 | |
クランクシャフト | (フライ側) | 20×47×14mm | 6204 C4 or C5 |
クランクシャフト | (一時減速側) | 17×47×14mm | 6303 C3 |
アウトプットシャフト | (Dシャフトホイール側) | 20×47×14mm | 6204 C4 or C5 |
アウトプットシャフト | (Dシャフトセレクター側) | 16×22×12mm | ニードルローラー |
インプットシャフト | (クリスマスツリー根元) | 10×30×9mm | 6200 C3 |
インプットシャフト | (クリスマスツリークラッチ側) | 25×47×8mm | 16005 |
C4とかC5とかの数字なんですが、簡単に言うと【外輪、玉、内輪】のスキマ。数字が大きいほうがスキマが大きいという事だそうです。回転時の熱や耐荷重に関係して決められた数値なのでできる限り守ったほうがよさそうですね。
宇賀神商会さんや、SIPでセット買いしたり、楽天のショップ伝動機メカモノ 楽天市場店でまとめ買いしたり。
購入する時は「オープン型(開放型)」を選べばOKっす。今まで適当に選んで適当に組んできましたが、特に変化は感じませんでした(鈍感なのかね?)
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僕はベアリングを外す際、ストレートで買った2種類のベアリングプーラー使ってます。
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パイロットベアリングプーラーセット 8~25(mm) STRAIGHT/19-603
をオススメします。
【クランクフライ側ベアリング】 | |
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ベアリングの内部で玉を押さえている金具を無理矢理ぶっ壊して取ります。 |
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中の金属を無理やり取リ除いた後、中の玉をどっちか片方に寄せて、外の輪っかに、寄せたのと逆からグッと力をかけるとボロボロボローっと玉が取れますです。クランクピンの所にある穴にマイナス掛けてテコでチカラかけると速攻で取れます。C3とか使ってるとなかなか取れませんです(笑)←オイ!!c3ツカッテンジャネー |
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プーラーで外す。手で回そうとすると手首の骨が折れそうなので、ダブルナットで回しました。 |
【Dシャフトホイール側】 |
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ドライブシャフトからギアを外し、ギア側から叩いてベアリングごとホイール側に出します。それからベアリングプーラーでベアリングを外すとドライブシャフトは取れます。 |
【クリスマスツリー根元のベアリング / ドライブシャフトセレクター側ニードルローラーベアリング】 | |
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ここは、出来れば左の写真の工具ではなく、通常のパイロットベアリングプーラーを使うことをオススメします。一応![]() このプーラーだと先端の加工が結構大変です。そのかわりこの加工さえしてしまえば、次のような使い方もできます。 |
【ET3やV100のクランクフライ側ローラーベアリング外側のカラー】 |
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ここ外すのにかなり苦労しました。まぁ一度外してしまえば「ローラーベアリングなんて使ってられっか!!」という感じで、6204使ってますです。![]() |
【クランク引き込み】 | |
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上の2つの工具と長ナットを組み合わせると、クランクを引き込むことも出来ますので、まぁまぁ気に入って使ってます。 なにより無駄な工具が増えなかったので良かったです。 |
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お高い工具を使いたい人は、お高い専用工具を買ってください。僕はプロではないのでこれで充分です。 |
とりいそぎこんな感じ。気づいた時にまた追加したり修正したりします。